キャンプで新たな火付け方法を楽しんでみては?「ファイヤ-ピストン」のご紹介!
こんにちは。S☆Lab. の Shin です。「雑学知識の引き出し」へようこそ!
夏本番!今やテレビやYouTubeの影響もあり、一大キャンプブームです。
特に一人でキャンプを楽しむ「ひとりキャンプ」に注目が集まっています。誰にも気兼ねする必要がない「自由さ」が好評のようです。
キャンプでは、「ただ火を起こす」ことすら一大イベントです。安易にマッチやライタ-で火をつけるのではなく、「ファイヤ-スターター」と呼ばれるマグネシウム棒をナイフで削って、火花を起こして着火するなど、格好や手間を楽しむ人が増えています。
ところで、「ファイヤ-ピストン」という道具をご存じでしょうか?こちらは「断熱圧縮」を利用したアウトドア用の着火器具です。
断熱圧縮とは密閉した気体に外部から力を加えて圧縮することで、気体温度が高温になる現象です。
スペ-スシャトルが大気圏突入する時に、機体下部が超高温にさらされますが、これは大気との摩擦熱によるものではありません。
超高音速で機体が大気圏に突入する際に、機体下部に接した大気が逃げ場を失い圧縮させられて、強制圧縮された大気が超高温になってしまうのです。
断熱圧縮の逆の現象で「断熱膨張」というものもあります。これは密閉した機体を強制的に膨張させることで、気体温度が冷却化する現象です。
この「断熱圧縮」、「断熱膨張」の2つの現象を利用したのが、私達の身近にある冷暖房機器「エアコン」です。詳しい話は、今回は割愛します。
さて、話を戻しますが、「ファイヤ-ピストン」の構造は、いたって単純なもので、底のあるパイプと、パイプ孔に押し込むピストンで構成されています。

底の付いたパイプ内の空気をピストンで圧縮し空気を高温化させ、パイプ内に仕込んだチャ-クロス(炭化した布)に火を付けます。
上記動画では、着火に多少手こずっていますが、ただ押し込むだけの単純作業なので、技術を全く必要とせずに誰でも着火が行なえそうです。
キャンプでの「火付け」の楽しみの一つとして、「ファイヤ-ピストン」を使ってみるのも、新鮮で良いのではないでしょうか。(おわり)
おしらせ
「Excel 空調熱負荷計算書」の無料ダウンロードについてのご案内!

- 空調熱負荷計算ソフトを持っていない!
- 空調熱負荷計算ソフトの維持費が高い!
- 計算結果をExcelデータとして活用したい!
という空調設備設計者様には必見の情報です。
S☆Lab.では、「Excel 空調熱負荷計算書 平成30年版」を無料でダウンロードできます。
「一般社団法人公共建築協会 編集・発行 建築設備設計基準 平成30年版」に準拠しているので、公共建築の設計でもご利用できます。ぜひ、ご利用下さい。
また、同上計算書ソフトに連動した「Excel 空調換気機器選定計算書」もご用意しています。合わせてご利用ください。