ハ-レ-ダビットソン(※インジェクション車のみ)の正しいエンジンのかけ方とは?
こんにちは。S☆Lab.室長の Shin です。
今回は、ハーレーダビットソンの正しいエンジンのかけ方についてのお話です。なお、始動方式がインジェクションのもの限定となります。キャブレター方式のものは当てはまりませんので、ご了承ください。
正しい手順でエンジンをかけないと、故障の原因につながりますので気をつけましょう。
正しいエンジンのかけ方といってもインジェクション車の場合は、キーを回して、セルスイッチを押す以外に操作はありません。しかし、この簡単にエンジンをかけられる仕組みにこそ、インジェクション車ならではの注意点があるのです。
まず、やってはいけないエンジンのかけ方は以下の通りです。
- キーを回して間髪いれずにエンジンをかける
- キ-スイッチをすぐに入り切りする。
- しっかりとセルスイッチを押さない。
昔のバイクはたまに乗るとエンジンがかからないことが時々起こります。それはガソリン噴霧制御が機械式(キャブレター)で行われていたからです。それが、最近のインジェクション車は、コンピューターが燃料噴霧濃度を自動計算して最適なガソリン量をポンプが供給するので、エンジンが一発でかかります。
しかし、電源を入れてもすぐにコンピューターやガソリンポンプがすぐに始動するわけではありません。それぞれに準備時間が必要になります。
キーを回して間髪いれずにエンジンをかけたり、キースイッチをすぐに入り切りすると、コンピューターエラーやガソリンポンプの誤作動を引き起こします。
また、セルをしっかりと押さないでエンジンをかけようとすると、十分な火花が飛ばずエンジンがかかりません。更に着火しない液体ガソリンが点火プラグを濡らしてしまいます。こうなるとエンジンはなかなか動きません。(俗にいう「エンジンかぶり」)
以上の理由より、インジェクション車では、コンピューターやガソリンポンプの始動準備時間を、しっかりと与えてあげなくてはならないのです。正しいエンジンのかけ方は、このようになります。
- キーを回し、メインスイッチをいれる
- 赤いランプが点灯
- 消えるのを待つ(4〜6秒)
- 消えたらしっかりと長押ししてエンジンをかける
今回は、ハーレーダビットソンのバイクを題材に解説していきましたが、他メーカーのインジェクション・バイクについても同じことが言えます。マニュアル等に記載がありますので、一度、確認しておいた方が宜しいでしょう。
愛車の寿命を縮めないためも、正しいエンジン始動をおこない、少しでも長く、自分の愛車との楽しい生活をおくりましょう。(おわり)
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