光回線なのになぜ遅い?プロバイダ-を変えればインタ-ネット環境が改善できるかも!

こんにちは。S☆Lab. の Shin です。今回はインターネット光回線のお話です。

筆者は、これまで無線LANのホームルーターを使用していましたが、緊急事態宣言による在宅ワークなどにより、家でのネット使用が多くなり、遂には通信速度制限がかかってしまう始末。そこで、今更ながら光回線の導入を検討し始めました。

導入に関して色々と調べていると、光回線を使っている方から、最近になって通信速度が落ちてきたとの不満が多く出て来ているようです。今回は、光回線の通信速度改善に役立つ内容をお話していきます。

どうやら、緊急事態宣言による在宅ワークの増加によりに光回線利用が大幅に増えたことで、回線が混雑して通信速度が遅くなっているようです。これを聞いて「光回線でも混雑するの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

YouTubeチャンネル「スマサポチャンネル」より

この原因を説明するには、光回線の仕組みを知る必要があります。詳しく知りたい方は上記動画を見て頂くとして、ここでは、重要ポイントだけをギュッと圧縮してお伝えします。

まず、光回線は一事業者で全てを管理している訳ではありません。大きく分けると、インターネットに回線を繋ぐ接続事業者である「プロバイダー」と、我々の自宅やオフィスまでの光回線を提供する光回線事業者(フレッツ光ネクスト、等)の二つの事業者が関わっています。

プロバイダーと光回線との相互通信のやり取りには「網終端装置」とよばれる接続器が必要になります。ちなみに、このような網終端装置を使用する光回線通信方式を「PPPoE」と呼びます。

そして、最初の重要ポイントです。光回線が混雑するのは「光回線」自体で混雑が生じるわけではありません。相互接続する「網終端装置」が混雑してしまうのです。言わば、この部分で通信デ-タが詰まってしまうのです。

通信速度を低下させないためには、この網終端装置の改善が必要なのですが、色々な諸事情により全く改善がされていません。(詳細は省略いたします。)

網終端装置を使うPPPoE方式は現代の利用者の増大により、もはや限界に達しています。そこに新たに現れた助っ人が「IPoE」と呼ばれる通信方式です。何とこのIPoE方式では回線混雑の原因になる網終端装置が不要になります。

つまり、PPPoE方式から、IPoE方式に変更すれば通信速度の改善が期待できると言うことになります。但し、IPoE方式にも色々な問題点があります。ここで、次の重要ポイントが「インターネットプロトコル」です。

インターネットプロトコルとは、コンピュータ間の通信手順を定めたもので、従来は「IPv4」という企画を使っていましたが、インタ-ネット人口の増加によりIPv4では対応しきれなくなり、新しい規格「IPv6」が作られました。しかし、IPv4とIPv6には互換性がありません。これが非常に厄介なのです。

現在、IPv4からIPv6へ移行途中であり、ネット上ではIPv4とIPv6が混在しています。PPPoE方式では IPv4もIPv6も対応できるのですが、IPoE方式では、IPv6しか対応していません。つまり、IPv4で作られたコンテンツには繋がらないのです。

移行途中のため、まだまだ、旧来のIPv4で作られているコンテンツは沢山あります。せっかく通信速度が速くなっても、繋がらないコンテンツがあっては意味がありません。

そこで新たに登場する助っ人が、「IPv4 over IPv6」です。これはIPoE方式で通信できるようにIPv4データを変換する技術です。この技術を導入することでIPoE通信でIPv4で作られたコンテンツにも繋がることができるようになります。詳しくは ㈱NTT-ME のホ-ムペ-ジをご覧ください。

「株式会社 NTT-ME」ホームペ-ジより

結論として、現在、PPPoE方式を使用している方でも、IPoE方式のIPv4 over IPv6 を用いれば、通信速度が改善されるという訳です。

IPoE(IPv4 over IPv6)への移行には、対応するプロバイダ-への契約切替が必要になります。但し、全てのプロバイダ-が対応している訳ではありませんので、事前の確認が必要です。

また、筆者と同様に新規契約するのであれば、対応するプロバイダ-を選んで契約するようにしましょう。

話が難しくて分からないとい方は、とにかく「IPoV方式」と「IPv4 over IPv6」の2単語だけを覚えて、受付窓口で相談してみてください。

それでは、皆さんも自宅のインタ-ネット環境を整えて、快適なスマ-トライフ生活をお楽しみください。(おわり)

  

  

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