タンニンなめし?クロムなめし?革製品の「なめし方法」とは?

こんにちは!S☆Lab. の Shin です。「雑学知識の引き出し」にようこそ!

前々回、革ジャンのメンテナンスについてのお話をしました。関連動画を見て、早速、筆者も生活雑貨店である「LOFT」へ足を運び、「馬毛ブラシ」を購入!

暇を見つけては、革ジャンにブラッシングをして喜んでいます。

筆者の所有する革ジャンは、モーターサイクルギアブランド「RIDEZ」の商品「BLACK FLAG 101 JACKET BLACK BFJ04 レザージャケット」!

このシングルス・タイプのレザージャケットは、植物性タンニンだけを使用した、なめし加工が施されているとのこと。何でも革素材本来の自然な風合い、柔らかさ、質感を引き出しているのだとか。

何も気にせず購入したのですが。この事実を聞かされた後、急にこの革ジャンに愛着心が湧いてきました!

さて、革のなめし方法についてですが、大まかに分けて二種類、「植物タンニンなめし」と「クロムなめし」があるそうです。

では、この二つの違いや特徴は何なのか?

今回は、自身の革ジャンへ愛着をより深めるために「なめし方法」について学んでいきたいと思います。

YouTubeチャンネル「「森人」モリジン」より

「なめし」とは、動物の皮を柔らかくする技術です。

動物の皮は柔軟性に富み非常に丈夫です。しかし、そのまま素材として使用すると、腐敗してしまいます。また、乾燥すると硬くなってしまうのです。

そこで、樹液や薬品を使って腐敗せず、柔軟性を損なわないようにする「なめし」技術が必要になります。

ちなみ、「皮」と「革」の二つの漢字で表されますが、なめしを行っていないものを「皮」、なめしたものを「革」と呼びます。

さて、「植物タンニンなめし」と「クロムなめし」の違いや特徴についての話に入りましょう。

二つの違いは、なめし工程で使用する「なめし剤」の違いにあります。

「植物タンニンなめし」は、「タンニン」という植物にある水溶性の化合物を使用します。動物性タンパク質との結合により腐食せず、柔らかさを保つことができるのです。この技術は、何と古代エジプト時代から使われいると言うのだから驚きです。

植物タンニンによる”なめし”には、多くの工程があり、大変な手間・暇がかかります。この方法をおこなっている業社は、今では数少ないようです。

植物タンニンでなめされた革は、使い込むほど柔らかなり、色艶が良くなります。経年変化していく革を育てる喜びを味わうことができるのです。

反面、雨に弱く。経年変化が激しく、とてもデリケートな素材です。所持し続けるには大変な手間がかかります。「メリット = デメリット」なのです。しかし、きちんと手入れを行えば一生モノとして使えます。

一方、クロムでなめされた革は、タンニンなめしに比べ、変色・変化が穏やかでメンテナンスも少なく済みます。そして、薄くて軽く柔らかい革に仕上がります。

但し、クロムは重金属なので、金属アレルギーがある方は控えた方がよいでしょう。また、経年変化が少ない分、タンニンなめしのような「革を育てる楽しみ」はあまり味わえません。

このように二つを比較すると、「植物タンニンなめし」は趣味性を求める方に、「クロムなめし」は実用性を求める方に向いているのではないでしょうか? 革製品の使用目的に合わせて、なめし方にこだわってみるのも良いかもしれません。

是非、革製品を購入する際は、店員さんに、商品のなめし方についても聞いてみてはいかがでしょう? 但し、返答が返ってくるかどうかは、その店の実力次第ですが・・・(おわり)

  

  

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