㈱日本製紙が紙の原料で画期的な新型電池を開発中!

こんにちは!S☆Lab. の Shin です。「雑学知識の引き出し」へようこそ。

前回は、次世代電池として注目される「全樹脂電池」についてお話しました。従来のリチウムイオン電池に比べ、軽量で安全性や重量エネルギー密度に優れ、生産コストも将来的には安価にすることができる夢のような電池です。

しかし、全樹脂電池にも「リチウム」が使用されています。リチウムはレアメタルの一種で埋蔵量や生産地が限られます。脱炭素社会推進の影響を受けて、世界的に需要が急増して安定確保が難しい状況です。

そんな中、レアメタルを使わない画期的な新型電池の開発が日本で勧められているというのです。しかも、驚くことに製紙会社が開発を進めています。

YouTubeチャンネル「NEX工業」より

レアメタルを使わない新型電池の材料として注目したのが セルロースファイバー(CNF)!

CNFは紙の原料である木の繊維をナノ単位でほぐしたものです。軽量で再生可能なこの素材は、おむつ、化粧品、自動車などで幅広く使用されています。製紙業界で今人気の素材です。

この素材の表面にあるナノレベルの凹凸に電気を蓄える性質があることを日本製紙と東北大の共同研究にて確認されました。その結果、CNFを使用した新型電池の開発へと動き出したのです。

CNFを積層して大容量の電気を蓄えるこの電池は、化学反応を利用する従来のリチウムイオン電池と異なり、急速充放電が行える上、火災事故を起こすリスクも少ないとのことです。また、蓄電性能を示す重量エネルギー密度は、リチウムイオン電池の約2.5倍を期待できます。原料は木材なので、従来の有害物資を含んだ電池と異なり廃棄処分も至って簡単です。

何よりも、世界中で争奪戦を繰り広げられ、国際問題にも発展しかねないレアメタルを使用しないのが一番のメリットと言えるでしょう。原料となる木材は、日本国内での自給が可能であり、長期的な材料の安定調達が望めます。

この新型電池は、2025年に開催される大阪・関西万博に製品を出展し、2030年頃の実用化を目指しています。

第一弾として、太陽電池パネルの裏側に付ける蓄電池としての開発を検討しており、将来的には電気自動車(EV)での導入も視野に入れています。

製紙会社からまさか電池が開発されるなんて、技術がどこに生かされるのか分からないものですね。(おわり)

  

  

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