目指せ!ツーリング・マスターへの道!Vol.2「フロントブレーキのかけ方!」
こんにちは!S☆Lab. の Shin です。「雑学知識の引き出し」にようこそ!
今回は「フロントブレーキのかけ方」について学んでいきます。皆さんはフロントブレーキが怖いと感じたことはありませんか?
フロントブレーキをかけるとガクンと前のめりになってしまうことがあります。その為、慎重になっている方が少なくないはずです。
しかし、いくら慎重に行なっても前のめりになってしまうことありませんか?そんな事が続いてしまうと、フロントブレーキをかけることのが怖くなりますよね。
しかし、いくら強くかけてもガクンと前のめりにならず、しかも制動距離を短くするかけ方があるというのです。
早速、そのことを解説している2つの動画を見てみましょう。
そもそも何故、フロントブレーキをかけると前のめりになるのでしょうか?
それは急停止することで荷重が前輪に乗っかってしまうからです。バイクの前輪を支えるフロントサスペンションは、リアサスペンションの1/4の強度と非常に柔らかく、沈む量も大きくなります。
では、前輪のサスペンションは何故柔らかいのでしょうか?
それは前輪に重要な「路面追従性」を確保する為です。前輪がしっかりと路面をとらえていなければ、簡単に車体は転倒します。常に前輪がべったりと路面に接しているからこそ、車体が倒れずに安定するのです。だから、フロントサスペンションは柔らかくする必要があります。
つまり減速時にフロントが沈むのは仕方がないことです。なので、急ブレーキをかけてはいけません。
しかし、我々はゆっくりブレーキをかけているにも関わらずガクンと前のめりになってしまうことがあります。何故でしょうか?
それは、丁寧にフロントブレーキをかけているつもりでいて、実は乱暴にかけてしまっているからだとYouTubeチャンネル「RIDE HI / ライドハイ」の根本さんは語っています。
その原因はグリップの握り方にあるようなのです。
この動画ではブレーキの正しい握り方を解説しているので確認してみましょう。。
- 外側の二本指(薬指と小指)、と手のひらでグリップをしっかり握る。
- 人差し指と中指をブレーキレバーにかける。
- ブレーキをかける時は指先でかけるのではなく、手の甲を持ち上げるように前方へ回し込み二本指(人差し指と中指)をブレーキレバーの前に滑り込ませるようにかける。
外側の二本指(薬指と小指)、でグリップを握るのは、前回の「ハンドルの持ち方」と同じです。
ここで注目したい点は「親指」について触れられていないこと。
我々は親指で右手をハンドルグリップに固定してブレーキをかけようとしています。しかし、根本さんいわく、親指はグリップに引っ掛かっているだけで右手は不安定な状態にあるというのです。
実際には、親指と人差し指と中指の3本指でブレーキレバー摘まむ動作となり、親指はグリップにしっかりと接していません。結果、右手は不安定な状態になるのです。
この右手が安定しない状態では繊細なブレーキ操作ができるわけがありません。だから、丁寧にしているつもりでも雑なブレーキングになるのです。
薬指と小指と手のひらを使ってしっかりとグリップを握れば右手は安定して支点を作れます。支点を軸に人差し指と中指でレバーを引けば、丁寧なブレーキ操作が行えるのです。
また、二本指をブレーキレバー前方へ滑り込ませるように右手全体でブレーキ操作を行えば、指先だけよりも更に動作が安定します。これなら雑なブレーキが起こりません。
何となく理屈が分かったところで、実際にバイクに乗って試してみました。
ところが、上手くできません。一連の操作がスムーズにできないのです。ぎこちない動作が逆に雑なブレーキングを生み、ガクンと前のめりを繰り返してします。
動画内で初心者女性ライダーは簡単にやってのけていることです。一体、何がいけないのでしょうか?やはり、年老いたおじさんには難しいことなのでしょうか?
否、そんなことは決してない筈です! 次回はその原因を徹底的に探っていきたいと思います。(つづく)
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