目指せ!ツーリング・マスターへの道!Vol.14「シートの座る位置を変えてみよう!」

こんにちは!S☆Lab. の Shin です。「雑学知識の引き出し」にようこそ!

そもそも筆者のバイク運転の上達を目的に始めたこの不定期連載企画ですが、いつの間にか話が物欲方面に逸脱していました。

本来の趣旨に軌道修正して再びバイク技術を学んでいきたいと思います。

いつものことながら「ネモケン」こと根本健さんが詳しく解説しているYouTubeチャンネル「RIDE HI / ライドハイ」を教本として運転テクニックを学んでいきたいと思います。

YouTubeチャンネル「RIDE HI / ライドハイ」より

今回の動画テーマは「前に座って軽快にヒラリ、後ろに座って鋭く曲がる」

いったいどういう事でしょう? 何でもシートの座る位置でバイクの曲がり方が変わり、使い分けすると運転が上達するらしいとか?

そのことを理解する為には、エンジンの仕組みを学ぶのが一番手っ取り早そうです。

バイクのエンジンの中には「フライホイ-ル(弾み車)」という遠心力によって回転運動のムラを打ち消す重りが回っています。これがエンジンをスムーズに稼働させる役割を担っているのです。そして、この回転はジャイロ効果を発生させます。

「ジャイロ効果」とは、物体が自転運動をすると(自転が高速なほど)姿勢を乱され難くなる現象を指します。自転車やオートバイが走行時に倒れずにいられるのはジャイロ効果に寄与しているのです。

つまり、エンジン自体もフライホイ-ルの回転により姿勢維持の力が働いています。

この力はバイクを安定させる手助けをするのと同時にバイク操作の邪魔もします。それは「曲がる」時です。なぜなら、バイクを傾かせる必要があるからです。

バイクを傾かせる時には体重を利用しますが、シートの座る位置によりその効果は変わります。それは、「テコの原理」が働くからです。

シ-トの前方に座るとエンジンからの距離が近くなり、傾かせる荷重が入り難くなります。逆にシート後方にすわれば少しの荷重で簡単にバイクを傾かせることができます。つまり、エンジンから離れた位置に座った方が荷重をかけやすいのです。

では、常にシートの後方位置に座れば良いのかというと、そうではありません。なぜなら、バイクのスピ-ドでも荷重の掛かり具合がかわるからです。

先ほど説明したジャイロ効果ですが、回転が速いほど維持しようとする力が大きくなります。しかし、回転が遅くなれば維持する力は落ちてきます。つまり、低速度ではジャイロ効果は失われ、少しの荷重でもバイクは傾きます。

荷重をあまり必要としない低速度では、むしろシート前方に座った方が操作を容易にさせます。長いさい箸と普通の箸、どちらが豆を掴みやすいかを想像すれば理解し易いでしょう。

  • 低速時はシート前方に座る。
  • 高速時はシート後方に座る。

この様に走行速度で使い分ければ良いのです。

例えば、バイクで街角を曲がる時と、大きなカ-ブを曲がるの時を考えてみましょう。

低速で街角を曲がる時は重心位置となるエンジンの近く、つまりシート前方に座ると軽快に曲がれます。

また、ある程度の速度でコーナリングする時は、エンジンからなるべく遠く、つまりシート後方に座れば、多少の体重移動でもしっかりと曲がることができます。

この様に速度によって座る位置を変えるとバイクは非常に操作しやすくなります。だからバイクのシートは長めに作られているのです。

以前にもお話しましたが、この様にバイクの構造や形状は全て計算されて作られています。各構造や形状の意図を知ることで、より楽しく安全にツーリングを楽しむことができるのではないでしょうか?(おわり)

  

  

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