目指せ!ツーリング・マスターへの道!Vol.15「公道でバイクのタイヤを端っこまで使ってはいけません!」

こんにちは!S☆Lab. の Shin です。「雑学知識の引き出し」にようこそ!

久しぶりのこの不定期連載企画。いつぶりでしょうか?随分と時間が空いてしまいました。

とは言え、その間もツーリング上達に向けて、日々の努力は怠っていません。色々な学びがありました。

その中で、今まで筆者がずっと勘違いしていた「バイクの旋回」に関するお話をしたいと思います。

思えば、その勘違いの始まりは、筆者が初めてバイクを購入した頃にまで遡ります。

初めて公道でバイクを運転したのは、中型二輪免許(今の普通二輪免許)を取得してから10年以上経過した頃です。

たまたまバイク放浪旅の雑誌記事に興味を持ち、思い付きで250ccバイクを購入したのです。

そのバイクは、スズキのアメリカン「イントルーダー250LC」!

このバイクを選んだ理由は、当時、最も馬力が低くてスピードが出なさそうだから。

要は、バイクの運転に自信がなかったのです。なにせ、教習所以降の10年以上はバイクにまたがることすらしていませんでした。教習所で習ったことなど全く覚えていません。

購入して半年後、バイクショップに点検に出した日のことです。20代前半くらいの若い整備士さんがリアタイヤを見て言い出したのです。

「タイヤの中央部しか使っていませんね。両端までキチンと使わないとタイヤがすぐにダメになってしまいますよ!」

要するに、バイクをきちんと傾けて曲がっていないと言うのです。下手くそである事実を見透かされた気分でした。

しかし、特に不自由することもなく普通に曲がれます。わざわざ危険を犯してまでバイクを傾けて必要はありません。運転上手に見られたいのは山々ですが、「無様でも安全第一」ということで、運転スタイルを変えることはしませんでした。

思えば「バイクの上手な運転=バイクを傾けて曲がる」というイメージが出来たのはこの時です。

その後、大型二輪を取得したのですが、何かと楽で便利な車を使うことが増えてしまい、バイクに乗ることも段々と減ってしまったのです。

しばらく空いた後、また再びバイクに興味を持つことになり、現在の大型バイクを購入したのです。今では車を極力乗らない様にしてバイクを乗り回す時間が増えました。そして、バイク技術の向上欲求も芽生えて来たのです。

今年の春先、半年点検時に新品タイヤに交換して頂きました。新品タイヤの表面には無数の「ゴムの髭」が生えています。交換から半年経つのですが、タイヤの表層が削れているのは、タイヤ中央部の1/3幅弱といったところ。両端には、たくさんの「髭」が残ります。

タイヤを見る度に、まだまだバイクを傾けが甘いと自分の下手くそ加減に思いやられます。

別に、速く走りたいと訳ではありません。綺麗な運転姿勢で安全走行をしたいのです。その為には、基本動作の「曲がる技術」をきちんとマスターしたいではありませんか。

しかし、そもそもの勘違いをしていたことに最近になって気付かされました。

それは、東京都武蔵村山でバイクショップ「ホワイトベース」を経営する二宮祥平さんのYouTube動画で教わったのです。

YouTubeチャンネル「二宮祥平ホワイトベース」より

その内容は、「タイヤを端っこまで使わないといけないと若い女性ライダーに口を出すオジサン連中が多くて困ったものだ!」というもの。

二宮翔平さんは動画内で解説と共に実演もしてくれています。

彼いわく、そもそもレース場などでサーキット走行をする場合を除き、公道でタイヤの端まで使う必要はないと言うのです。むしろ、それは危険運転の現れだと言い放ちます。

どうやら、公道において、タイヤの端が削られる要因は以下の通りのようだ。

  1. フロントブレーキが上手く使えていない。
  2. ハンドルを旋回方向とは逆に押さえてしまう。(インプッシュしている。)
  3. スピードの出過ぎ。
  4. 空気圧が極端に少ない

どの行為も、上手な運転どころか、安全配慮が足りていない危険運転に該当します。

実は筆者も2番目に記載する「インプッシュ」を最近までやっていたのです。

何故なら車体が傾くからです。しかし、バイクは傾くのですが、曲がり易くなった実感を持てずにいたのです。

今までずっと「傾く = 曲がる」と信じていました。しかし、コーナー時に曲がり難くなり減速を余儀なくすることが多くあることに違和感を覚え、色々と調べたてみたのです。

その結局、インプッシュするとセルフステアが効かなくなることに気付かされたのです。

セルフステアとは、車体を傾けるだけでハンドルが車体の倒れる方向へ自然と舵をきる現象をいいます。バイクを傾かせて曲がるとは、自然にハンドルが舵をきることを意味していたのです。

しかし、ハンドルを手で逆側に押さえつけてしまえば、セルフステアが働く訳がありません。

車体を傾けるよりもハンドルできちんと舵角を取ることが重要だったのです。

バイクが曲がる原理を説明する時に「操舵角」と「実舵角」という言葉が使われています。

操舵角とは、実際にハンドルをきった時に前輪が傾く舵角をいいます。そして、操舵角に加えて、車体が傾くことで更に前輪に角度が付きます。この時の舵角を「実舵角」というのです。

YouTubeチャンネル「二宮祥平ホワイトベース」より

つまり、「 実舵角 = 操舵角 + 傾きによる舵角 」の式が成り立ちます。

お分かり頂けたでしょうか?きちんと曲がる為にはハンドル操作を無視してはいけないと言うことです。

サーキット場でバイクレーサー達が膝をする程までバイクを倒すのは、超高速走行の為に操舵角があまり取れないので、それを補うためにバイクを倒しているのです。結果、タイヤの端から端まで使われることになります。

しかし、公道ではハンドルがきれないほどのスピードを出す必要はありません。法定速度を守っていれば、わざわざ無理してまでバイクを傾けることもなく、ハンドルの舵で充分に曲がれます。だから、タイヤの中央だけが摩耗していても当たり前なのです。

勿論、運転上手な人ほど腕力でハンドル操作を行いません。常に腕は脱力の状態にしていて、バイクの傾きによるセルフステアを利用します。

これが出来る様になると、大してバイクを傾けなくても面白いほどにバイクが良く曲がります。タイヤも端まで使うことはありません。

安全にバイクを走らせるには充分な余裕を持つことが重要です。タイヤを端っこまで使うということは、もう曲がる余力が残っていないとを意味します。公道で限界走行をするのは無駄であり、恐ろしいことですよね。

だから、タイヤの端まで使えていないからと言って恥じる必要はありません。むしろ、上手に乗れている証拠であると認識してください。

もし、ツーリング先で「タイヤが端まで使えていないね〜。」なんてちょっかいを出されたら、「そうですね。」と軽く返事だけして、さっさと立ち去りましょう!安全配慮のない方々に付き合う時間は無駄ですから。(おわり)

  

  

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